後席シートベルトが義務化されて1年以上経過しました。後席のシートベルト着用率も以前と比べて少しずつですが改善が見られるようです。そんな中、「妊婦さんはシートベルトの装着を免除されている」と誤解している方が多いと聞きました。実際のところどうなのでしょうか?


『なぜ「妊婦はシートベルトをしなくていい」という誤解が生まれたのでしょうか?』
まず、シートベルトの着用が免除される場合を規定した道路交通法施行令の条文の文章が、以下のように微妙な表現であることが影響していると言えます。
(座席ベルトに係る義務の免除)
・運転者について・・・『負傷若しくは障害のため又は妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上又は健康保持上適当でない者が自動車を運転するとき』
・同乗者について・・・『負傷若しくは障害のため又は妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上又は健康保持上適当でない者を自動車の運転席以外の乗車装置に乗車させるとき』
もっとも、上記の文章から「妊婦は無条件でシートベルト免除」と解釈したのなら、その人の国語力は疑問である。
『妊娠中であることにより・・・ベルトを装着することが適当でない者』という表現なら、間違いなく「妊婦は無条件でシートベルト免除」だろう。しかし、『妊娠中であることにより・・・ベルトを装着することが療養上又は健康保持上適当でない者』という表現は、「妊娠中の療養上又は健康保持上適当でない場合にシートベルトが免除される」と解釈するのが、普通の国語力だと思う。そして、ここで言う「妊娠中の療養上又は健康保持上適当でない場合」とは、(医師が)医学的にみて適当でないと判断される場合であり、妊婦本人が主観的に「何となく苦しい」などと感じる場合を指すのではない。
『2点式~3点式へ』
シートベルトの着用が義務化された1985~1986年の日本国内では、まだ多くの車が安全性の劣る「2点式シートベルト」を装備していたことが挙げられる。シートベルトが義務化された当初、妊婦に2点式シートベルトの着用も無条件に強制すると、事故での傷害を防ぐためのシートベルトでかえって子宮破裂などを招くことが懸念されたため、例外規定を厳格に運用できなかったのだと思われるが、この状況がいつの間にか”定着”し、条文の微妙な表現も影響して「妊婦は無条件でシートベルト免除」
という誤解を生んでいったのだろう。
現在はほとんどの車が(3人掛け座席の中央を除いて)3点式シートベルトを装備している。もっとも、3点式でも、腰のところ(胴回り)をベルトで固定することは2点式と同様なので、妊婦の場合、腰ベルトはおなか(子宮)のふくらみを避けて着用しなければ、もしもの事故や急ブレーキのときに、子宮(胎児)に重大な影響を及ぼす危険性はある。
ただし、おなかのふくらみを避けて3点式シートベルトをきちんと着用すれば、事故のときに母親本人や胎児が死亡したり、重大な傷害を負ったりするリスクを大きく軽減できることは、海外の事故統計データなどから明らかになっている。
自分自身とおなかの赤ちゃんの安全のため、妊娠中の人はシートベルト着用を忘れないでほしい。


どんな車も高価買取り!廃車買取のカーネクスト!

カーネクストなら廃車、故障車、事故車、車検切れ、放置車両などどんな車でも高価買取り!各種手続き、レッカー引取も完全無料。全国対応で年中無休で買取り!

各種キャッシュバックキャンペーン実施中!詳細は↑こちら